ランドセルの選び方で大切な10のポイント!ランドセル選びでよくある質問も紹介
ランドセルは数多くのメーカー、種類があるので、どうやって選んだら良いか迷ってしまいますね。
デザインや色で選ぶケースは多いですが、使用している素材や内部の構造によって耐久性が異なるため、見た目だけで選んでしまうと型崩れしたり壊れたりして後悔する可能性があります。
6年間使用するものですし一生の思い出にも残るため、ランドセルを選ぶ際は10項目のポイントに注目すべきです。
ランドセルの選び方でチェックするべき10のポイント
ランドセルを選ぶ際にはデザインと色、価格を重視しやすいですが、他にも大切なポイントがいくつかあります。
ランドセル選びでは、以下10のポイントをしっかりチェックすることをおすすめします。
- デザイン
- 色
- 素材
- サイズ
- 耐久性
- 価格
- 保証
- 背負いやすさ
- 安全性
- 付属品
後悔しないランドセルの選び方を把握しておきましょう。
デザイン
ランドセルのデザインは全かぶせ型と半かぶせ型がありますが、おすすめなのは全かぶせ型です。
ぜなら半かぶせ型は後ろから簡単に開けることができるため防犯の面で良くない、市販のランドセル用カバーが合わないという弱点があるからです。
また、刺繍入りやキャラクターデザインのランドセルにも気を付けましょう。
刺繍の部分は耐水性がないですし、キャラクターは高学年になると嫌になってしまう可能性があります。
他には、リボンなどのパーツがついているデザインも要注意です。
大きなパーツがついていると厚みが出てしまうので学校のロッカーに入らない可能性もあります。
パーツがついているランドセルを選ぶなら、取り外しができるものを選んでおくと安心です。
色
近年は様々な色のランドセルが発売されていますが、女の子では昔からある赤や定番色になりつつあるピンク、男の子でも昔からある黒が人気です。
珍しい色を選ぶのも個性があり良いですが、6年間使うものなので高学年になったときに恥ずかしくないか、飽きないかということをじっくり考えましょう。
例えば女の子は水色や薄紫、男の子はネイビーが高学年でも使いやすい色だと言えます。
素材
ランドセルで使用されている主な素材は、人工皮革、牛革、コードバンの3つですが、人気があるのはクラリーノという人工皮革です。
クラリーノは最も軽い、価格が安い、耐水性が高いメリットがある一方、耐久性が劣るというデメリットもあります。
ただし、あくまで牛革やコードバンに比べると耐久性が劣るというだけであって、人工皮革のなかでも特にクラリーノは強度も改良されているため6年間使うのには問題ないでしょう。
カラーバリエーションが豊富でパールやメタリックの光沢を選べる点も、クラリーノが最も選ばれている理由の一つです。
牛革は高級感がある、年数が経つにつれて馴染む、耐久性が高いというメリットがありますが、重くなり価格も高いのがデメリットです。
しかし、皮の質感が好みの方には人気があります。
コードバンは最も耐久性が高く、光沢が美しいのがメリットですが、牛革よりも重くて価格も高いのがデメリットとなります。
また、カラーバリエーションが少ないのでランドセルの素材では最も人気がありません。
どうしても本革が良いというこだわりがなければ人工皮革を選ぶのがおすすめです。
サイズ
ランドセルのサイズはA4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の2種類があります。
おすすめなのは大きめのA4フラットファイル対応ですが、好みのランドセルがA4クリアファイル対応しかないならそちらを選んでも問題ありません。
なぜならA4フラットファイル対応とA4クリアファイル対応の違いは横幅が約1cm変わるだけですし、A4フラットファイルを持ち帰る頻度はあまり多くないからです。
また、A4クリアファイルで入らないものがあれば別で手提げを利用すれば済みます。
お子さんが不満を持たないためにも、サイズを重視して好みのランドセルを諦めるより、デザインや色を優先に選んだほうが良いでしょう。
耐久性
ランドセルの耐久性は素材だけでなく、構造によっても変わります。
そのため耐久性を高める構造になっているランドセルを選ぶとより強度が増し、型崩れしにくくなるのです。
たとえば底部の革を二重張りにしていたり、内部に変形防止のためのプレートをいれたりと様々な工夫がされています。
さらに耐久試験を実施し、結果を公表しているメーカーを選ぶのがおすすめです。
価格
ランドセルの価格帯は幅広く、安いものでは3万円程度、高いものだと10万円程度になります。
安すぎると耐久性が弱い心配もありますし、入学するにあたってランドセル以外の出費もかさむので、4万円~6万円のランドセルに人気が集まっています。
どうしても4万円未満の安いランドセルが良いという場合は、口コミや評判をしっかり確認してから購入するようにしてください。
保証
ほとんどのランドセルに6年間の保証がついていますが、保証の内容はメーカーによって異なるので手厚い保証が受けられるメーカーを選ぶのがおすすめです。
保証内容で確認しておきたいのは以下の項目です。
- 無償修理の対象となる範囲
- 保証書を紛失した場合の修理の可否
- 無償修理の往復送料
- 修理期間中の代替ランドセルの有無
6年保証があっても、故意やいたずら、通常利用の範囲を超える使用による故障の場合、修理は有償となることが多いので注意が必要です。
背負いやすさ
ランドセルは背カンと肩ベルト、背中クッションの3つの形状により、背負ったときの重さの感じ方に差が出ます。
最も身体への負担が少ないのは、肩ベルトと本体をつなぐ背カンは左右に開く可動式、肩ベルトは立ち上がっている形状、背中クッションは柔らかくフィットするものとなります。
実際に背負ってみて、お子さんの体格にぴったり合うものを選びましょう。
身体が小さい低学年の間はランドセルを背負うだけでも重く感じるのに、教科書などを入れるとさらに身体に負担がかかります。
また、入学して間もないころは学校へ歩いて通学するだけでも大変です。
そのためできるだけ身体への負担が少なく背負いやすいランドセルを選んであげてください。
安全性
安全に通学してもらうために、防犯ブザーを付けられる位置と反射テープや反射ビョウの有無も確認しておきましょう。
いざという時のために防犯ブザーをすぐに手が届く位置につけられると良いので、肩ベルトにDカンがあるランドセルがおすすめです。
また、薄暗い雨の日や夕方でも車に気づかれやすいよう反射材がついていると安心です。
もしランドセル本体に反射材がついていなければ、反射材付きのランドセルカバーを利用すると良いですよ。
付属品
ランドセルを購入した際に付属品がもらえたり特典が多いとお得に感じます。
レインカバーがもらえるケースは多いですが、なかにはストラップやネームタグなど合計5点以上の付属品をもらえるメーカーもあります。
気になるランドセルが複数あるなら、付属品の多さで決めるのもおすすめです。
ランドセルの選び方でよくある疑問や質問
特に一人目のお子さんが入学する場合、ランドセルの選び方や購入方法などについて様々な疑問を持つことが多いので、よくある質問をご覧いただき参考にしてください。
ランドセルは子供と一緒に見に行くべき?
平日しか仕事が休めないなどの理由があると親だけでランドセルを見に行こうと思うことがあるでしょうが、必ずお子さんと一緒に見に行きましょう。
カタログやインターネットを見ればデザインや色は分かりますが、背負ってみないと実際の重さや体格に合うかは分かりません。
また、店頭で数多くのランドセルを目にすると、希望していたものとは違う色が欲しくなる可能性もあります。
6年間背負って通学するのはお子さんですから、親が決めてしまうより自分で選んだランドセルのほうが愛着も沸き大切に使ってくれるでしょう。
インターネットで購入するのはダメ?
ランドセルはインターネットで購入すると店頭よりも安く買えたり、ネットショップでのポイントが貯まることがあったりします。
そのため店頭で買うよりもネットで購入したほうがお得です。
しかし、繰り返しになりますがお子さんが背負ったら体格に合わない場合がありますし、素材の質感や柔らかさは実物を見ないと分かりません。
在庫が残りわずかなら思い切って購入しても良いですが、インターネットで購入するなら事前に実物を見に行くことをおすすめします。
オークションやフリマサイトで購入するのはダメ?
オークションやフリマサイトなどを利用すると、新品から中古まで幅広い種類のランドセルを格安で購入できる魅力があります。
しかし、オークションやフリマサイトなどで購入すると粗悪品だったり、中古品を新品と偽っていたり、最悪の場合は振り込んだのに発送されないというトラブルになる危険があります。
また、オークションやフリマサイトのランドセルは保証がついていない、または保証期間が過ぎているケースが多いので要注意です。
使っていたランドセルが壊れてしまい修理ができない場合などにオークションを利用するのは良いですが、入学時のランドセルを購入するのは避けておきましょう。
どうしてもオークションで購入するなら、品質や対応、保証を考えて個人の出品者より店舗が出品しているものを選ぶと安心です。
もしも個人から購入するなら評価が高い出品者かを必ず確認しましょう。
アウトレット品を購入するのはダメ?
ランドセルを安く購入したいならアウトレット品も検討してみましょう。
ランドセルは毎年4月頃に新しいモデルを発売するため、売れ残ってしまった商品はアウトレット品として安く販売されます。
しかも最新モデルでもアウトレット品でも性能はほとんど差がありません。
とにかく最新モデルが良いならアウトレット品はおすすめしませんが、アウトレット品で気に入るデザインがあるならランドセル費用を節約できるはずです。
浮いたお金で入学祝いとしてどこかに遊びに連れて行ってあげることもできますね。
オーダーメイドランドセルは高い?
自分好みのランドセルを作ることができるオーダーメイドは、既製品より高くなりがちです。
しかしオーダーメイドと言っても、全てを自分で決められるフルオーダー、カラーや装飾を決められるセミオーダー、オプションのパーツなど一部を決められるカスタムオーダーがあります。
フルオーダーは8万円前後になる場合もありますが、セミオーダーやカスタムオーダーなら5万円台から購入することもできるので高価な既製品より安く済む可能性もあります。
ただしオーダーメイドのランドセルは、早い時期に予約を終了したり、届くまでに時間がかかったりすることを理解しておきましょう。
子供と意見が一致しない場合はどうすれば良い?
親とお子さんの意見が一致しない場合は、どうして親がそのランドセルを勧めるのかをきちんと説明し、納得してもらいましょう。
例えば、お子さんがキャラクターデザインのランドセルを選びたいと言うならば6年生で使うのは恥ずかしくなるかもしれないと伝えたり、ランドセルカバーにキャラクターがついたものを選ぼうなどと提案してあげるのも良いです。
また親だけでなく祖父母にも協力してもらうと、納得してくれる可能性があります。
ただし、頭ごなしに親の意見を通すのではなく、お子さんの希望が何かしら取り入れられないかもきちんと相談してくださいね。
ランドセルの選び方についてのまとめ
ランドセル選びでは、素材・デザイン・色・サイズ・耐久性・価格・背負いやすさ・保証・安全性・付属品の10項目をチェックするのがおすすめです。
10のポイント全てが自分の探している条件に合えばベストですが、全てが希望するものに合わないことも多いでしょうから、どのポイントが絶対に譲れないのかをピックアップすると良いです。
価格の安さが妥協できないという場合は、最新モデルだけでなくアウトレット品も視野に入れることをおすすめします。
高価だから良い、安価だから悪いとは限らないので、たくさんの候補の中から親もお子さんも納得できる後悔しないランドセルを見つけてくださいね。